渡波に満開の桜

3月26~28日の3日間。

東京都町田市・桜美林高校の生徒117人(プラス引率の先生7人)が、石巻市渡波地区で復興支援を行いました。

昨年は徳恩寺が、同高校のハンドベル部とサッカー部にボランティアのお願いをし、開成団地や網地島でコンサートなどの活動をしてもらったことから、

今年は「学校が主体となって活動を実施したい」とゆうお申し出に、サポート役としてお手伝いしてきました。

 

1日目

仙台到着後、バスに分乗した一行は、大川小学校~女川~門脇の地を視察しつつ、

黙とうや献花を供え、お亡くなりになった方、被害をこうむった方々に哀悼の意を表しました。

初めて石巻に行った生徒たちは、いまだ傷跡を残す校舎にショックを受けた様子でしたが、

翌日からの活動に向かう気持ちを、敬虔な祈りとして捧げてくれました。

 

2日目

渡波地区にある通称「明神社(みょうじんじゃ)」の境内に完成した集会所は、

宮司さんが、バラバラになってしまった地域コミュニティーを取り戻すため、

今も全国から集まってくるボランティアの研修・宿泊施設として開設したものです。

開所イベントとして「お餅つき」と石巻の郷土料理である「くずかけ」を振る舞いました。

8班に分かれた生徒たちは、境内清掃、炊き出し、餅つき、仮設訪問、地域清掃などに奮闘してくれました。

 

徳恩寺がサポート担当した「餅つき」では、釜戸・セイロでお米を蒸かすのも初めての作業。

慣れない手つき腰つきで杵臼に向き合って、時に餅米をこぼしながらこねたり、

おっかなびっくりの手返しも、なんとか息を合わせて45キロを仕上げてくれました。

 

3日目

午前中いっぱい、帰る直前まで行われたグループワークは、

班ごとに分かれてしまった作業についての思いや気持ち、

反省点や問題点をディスカッションして共有する、とても大切な作業です。

受け入れてくれた仮設の方の温かさや辛さを、友人に涙ながらに伝える姿。

ほかの班は多くの方と触れ合えたのに、1日中清掃作業に従事した班からの不満と仲間への慰労。

高校生らしい、若々しい感性が見た、聞いた、感じた経験を共有できたのは、

サポートした私たちにとっても得難い宝物になりました。

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桜美林高校の皆さん。

引率で私たちにすべてを任せて下さった先生方。

実施に至る直前の深夜まで、安全に受け入れる準備をしてくださった「スマイル・シード」のスタッフ。

全員が自分の役割を果たし切ってくれたお蔭で、無事にすべてを終了することができました。

この場を借りて、深く御礼申し上げます。

多くの方の励みになる活動ができました。

本当にありがとうございました。

お疲れさまでした。

 

また必ず、ご一緒しましょう。

 

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